8月15日、靖国神社・参道特設テントで、第28回「戦歿者追悼中央国民集会」が開催されました。
集会では、国歌斉唱、靖国神社を拝礼した後、昭和20年8月15日の「終戦の詔書」の玉音放送を拝聴。
主催者を代表して、三好達氏(日本会議会長)、小田村四郎氏(英霊にこたえる会副会長)が挨拶を述べました。
また各界を代表して、山田宏氏(衆議院議員)、池間哲郎氏(社団法人アジア支援機構代表理事)、長尾一紘氏(中央大学名誉教授)からそれぞれ提言が行われました。
正午に参加者全員で戦歿者へ黙祷を捧げたました。続いて日本武道館からの中継により、政府式典における天皇陛下のお言葉を拝聴。
その後、国民集会の総意として声明文が朗読されました。(以下に、声明文の全文を掲載)
国民運動のアピールがなされた後、最後に全員で、「海ゆかば」を斉唱し、集会を終えました。
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■声 明
平成の御代も四半世紀を既に超えた今に生きる我々が享受している平和と繁栄―それは幕末維新期から先の大戦に至るまで途絶えることなく到来した国家存亡の危機に際会して、祖国防衛のためにかけがえのない一命を捧げられた幾多の英霊の尊い犠牲によって築かれたものである。
にもかかわらず、敗戦後の日本にはこれら英霊の名誉を冒涜し、「平和主義」なる美名のもとで我が国の主権と国民の生命・財産を守るべき国家としての責務を軽んずる悪しき風潮が蔓延してきて久しい。
あらためて我が国をとりまく近年の国際環境に目を向ければ、その激変は覆うべくもない。中国は異常な軍事力拡張を背景にアジア諸国に強圧を加える露骨な覇権主義的行動をとり続け、さらに、韓国と連携して「日本の指導者は、第二次世界大戦時の犯罪を否定し、大戦後構築された国際秩序を壊そうとしている」と一方的に批判、両国はこれを世界的に宣伝して自国の歴史認識を我が国に受け入れるよう要求している。
ここに至ってさすがにおとなしいこの国もようやく本来の国家たるべき覚醒の第一歩を第二次安倍政権下で踏み出した。これに対して一部の報道機関から執拗かつ意図的な悪意ある報道が繰り広げられたことは周知の通りだが、その効果は意外なほど小さかった。去る五月、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議における安倍晋三首相の演説に対し、万雷の賛同の拍手が巻き起こった事実が端的に示している。多くのアジアの国々がアジアの平和を真に守ろうとしている日本の積極的な努力へ寄せた熱い支持にほかならない。
このような動きをさらに強く推し進めるためには、言い古された言葉だが、健全な国民精神の確立こそが何よりも肝要であろう。その第一の営為が我が国の戦歿者慰霊・顕彰の中心的施設である靖國神社に対して首相が政府・国民を代表して参拝し、九段の杜に永久に鎮まります英霊に対して深甚なる感謝と追悼の意を表することであることは、これ以上多言を弄するまでもあるまい。
世界を見渡しても、その国の伝統・文化や宗教的慣習に即した最高の儀礼を尽くして戦歿者に敬悼の誠を捧げることは国家存立の精神的源泉であり、かつ普遍的心情である。その意味で、安倍首相がしばらく中断されていた靖國神社の首相参拝を昨年末に復活したことを高く評価したい。
終戦七十年を来年に迎える本日、我々は安倍首相に切に望む。これに反発している中韓両国に対して、我が国への外交的圧力が無意味・無力であることを悟らせるためにも、首相の靖國神社参拝を是非とも継続されんことを。
併せて、英霊の御前に祖国再生の眼目である憲法改正の早期実現をめざして国民運動を一層力強く展開することをあらためて誓う。
右、声明する。
平成二十六年八月十五日
第二十八回戦歿者追悼中央国民集会
英霊にこたえる会
日本会議